ISHIODORI TAKESHI ARCHITECTS

House I

宮崎県の住宅街に建つ、家族3人が暮らす住宅。

敷地は長方形の右上を欠いたようなL字形で、南と西の2面が道路に面していた。
敷地の形に沿うように建物を北と東に寄せて配置し、南と西に向けて開かれた計画とした。
そうすることで街並みに対して圧迫感を生じさせることなく、求められた大きなボリュームを確保している。

南向きのリビングは、奥行きの深い軒とテラスによって日差しと雨から守られている。
リビングの北側には高い壁で囲われた中庭を設け、北側隣地からの視線を制御しながら、光と風が存分に通り抜ける快適な生活環境を作り出している。

高い開放性を得ながらプライバシーも確保された、穏やかな日常を過ごす家ができた。

  • 所在地:宮崎県
  • 構造規模:木造2階建
  • 敷地面積:391.64㎡
  • 延床面積:219.40㎡(66.36坪)
  • 施工:西尾建設(株)
  • 竣工:2023年11月
  • 撮影:studio marsh 沼口 紀男