一棟貸切宿 茶心

茶畑の広がる緑豊かな地に清雅に佇む地元名士の住宅を、地元産のお茶をコンセプトにした貸切宿にリノベーションした。

欄間や備え付けの家具、その他余分な要素や装飾を無くし元の建築が持つ良さを引き出した。
23畳ある広い和室は、南縁側の障子から差し込む優しい光と照明にこだわり、粛然とした空間を作りあげた。
リビングやベットルームには、和の雰囲気を残しつつモダンな家具や照明、無垢のフローリングを使用し、清潔さと温かみを同居させるインテリアとした。

往時の砂壁や木の質感、茶香炉で焚かれる地元名産の茶葉の香りを感じながら縁側から眺める日本庭園は、季節により様々に変化し、穏やかでゆったりとした時間を過ごす事が出来る。